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IHJ Cultural Lobby異種間クロストーク#4
「日本庭園と植物の世界:植物の知性」
国際文化会館ではアートウィーク東京の会期に合わせ、異種間クロストークを開催いたします。第4回の異種間クロストークでは、ご著書『植物は〈知性〉をもっている』で世界的な話題となり、フィレンツェ大学教授で生物組織のシグナル伝達やコミュニケーションを探求する植物神経生物学の創始者、ステファノ・マンクーゾ氏と、作庭家で国際文化会館の庭園監修を手掛け、その隅々を知り尽くす重森千靑氏をお迎えします。七代目小川治兵衛の庭として港区名勝にも指定されている日本庭園を背景に、ヒトとは異なる体系の「知性」を獲得した植物の環境センシングや日本庭園の背景にあるものについて語っていただきます。
日時: 11月5日(火)4:00 – 5:30 pm (開場:3:30 pm)
会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
スピーカー: ステファノ・マンクーゾ(植物神経生物学者)×重森千靑(作庭家)
モデレーター: 長谷川祐子(国際文化会館アートデザイン部門ディレクター、金沢21世紀美術館館長)
言語: 英語・日本語(通訳付き)
参加費:一般3,000円、国際文化会館会員・学生2,000円
*会員配偶者・パートナーの方も会員チケットをお求めください。その他の会員ご同伴者様は一般価格で承ります
ステファノ・マンクーゾ
1965年カタンザーロ(イタリア)生まれ。
フィレンツェ(イタリア)拠点。生物組織のあらゆるレベルにおけるシグナル伝達とコミュニケーションを探求する植物神経生物学の創始者であり、世界的権威の一人である。現在フィレンツェ大学教授で、これまで国際的な学術雑誌に300以上の科学論文を発表、著書は27ヶ国語に翻訳されている。近著に『植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム』(2015 NHK出版)、『植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命』(2018 NHK出版)などがある。主な国際展・グループ展に、タイランドビエンナーレ(2022年、タイ)、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2021年、イタリア)、NXTミュージアム(ティイス・ビアスティカーとの共作、2021年、オランダ)、カルティエ財団現代美術館(ティイス・ビアスティカーとの共作、2019年、フランス)、第22回ミラノ・トリエンナーレ(2019年、イタリア)など。
重森千靑(作庭家)
1958年東京生まれ。 中央大学文学部文学科卒業後、カワサキ造園、重森完途庭園研究所を経て、重森庭園研究室設立。 現在は、作庭家として全国で日本庭園の設計に携わる他、執筆、大学講師、メディア出演・監修、オンラインを中心とした講演活動・動画配信、庭園の現地見学講座など、幅広く日本庭園の魅力を発信する活動を行っている。祖父は作庭家であり、庭園学の第一人者と言われる重森三玲。国際文化会館においては2011年より、庭園管理アドバイザーに就任。それまでの庭園管理体制を大きく見直し、庭園本来の魅力を取り戻した功労者であり、庭園の状態を隅々まで知り尽くすエキスパート。主な作品に松尾大社瑞翔殿庭園、東福寺一華院彷彿石庭、長保寺寂光の庭、伊丹市立美術館壺庭、千葉県善雄寺庭、台湾小坪頂ランドスケープ、台湾承徳路など。著書は『京都和モダン庭園のひみつ』(ウエッジ)、『日本の10大庭園』(祥伝社新書)、『NHK美の壺・枯山水』(NHK出版)などがある。