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-Geoeconomics地政学・国際関係・地域研究

2023.08.14

「領域横断作戦時代」の防衛装備・技術協力のあり方(地経学ブリーフィング)

【連載第4回:防衛装備・技術協力を通じた国際安全保障秩序の変化】日本の防衛は、平時・有事を問わず、自衛隊と日米同盟の2本柱によって支えられている。普段はその恩恵を感じることはほとんどないが、たとえば、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、Jアラートがわれわれの携帯電話に発信されるとき、ミサイルの熱源を探知するアメリカ軍の早期警戒衛星がその端緒となっている。つまり、日米が政治や戦略面で連携し、作戦と戦術、技術面で相互運用性を確立していなければ、ほぼリアルタイムで国民に退避を促すようなシステムは実現しえないのである。当然ながら、有事になれば、日米の相互運用性の重要性は、格段に高まることとなる。

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