Programs プログラム
-Geoeconomics地政学・国際関係・地域研究
2026.01.28
中国の通常弾頭ICBM配備がもたらす日米同盟強化の逆説
米国防省が毎年年末に連邦議会へ提出している『中国軍事力レポート』は、中国軍の最新動向を最も包括的かつ詳細に分析している文献の一つである。2025年12月に公表された最新版では多くの記述が注目を集めたが、とりわけ関心を呼んだのが、核ではなく通常弾頭を搭載する大陸間弾道ミサイル(ICBM)DF-27が2024年に配備されたとする新たな分析である。DF-27の配備は、後に説明するように中国の接近阻止・領域拒否(A2/AD)を大きく補完するものであると考えられる。