IHJ Cultural
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異種間クロストーク
国際秩序の変化や、AI、気候変動、DE&I推進など検討すべき課題も山積みの現代社会において、共感やコミュニケーションをもたらす「アート」の智慧が、文化や政治経済、科学などの分野をまたいで社会をつなぎ、分断の現在に対して文化・芸術の役割を斬新な視点から語り、共有することを目的としています。
第5回「これからの情報文化戦略と建築―アジア太平洋の視点 」
隈研吾(建築家)× 近藤正晃ジェームス(国際文化会館理事長)
スピーカー:隈研吾(建築家)× 近藤正晃ジェームス(国際文化会館理事長)
モデレーター:長谷川祐子(国際文化会館アート・デザイン部門ディレクター、金沢21世紀美術館館長)
「空間が持つ“和解”の力」をテーマに、戦後の日米和解や建築と外交の関係といった歴史的背景を紐解きつつ、国際文化会館や新旧国立競技場に通じる「和解の場としての建築」というビジョンや、建築と情報の新たな関係性について語り合いました。ドラえもんに象徴される「寄り添うロボット」の話題にも広がり、日本発のテクノロジーと人間の関係性が描く未来についても語られました。
異種間クロストークとは
今日の世界では、ウクライナやガザをはじめ多くの場所で秩序の均衡が失われ、回復の見通しが立っていません。また生成AI、気候変動、DE&I推進など、検討すべき課題も山積しています。国際文化会館アート・デザイン部門が実施する異種間クロストークでは、共感やコミュニケーションをもたらす「アート」の智慧が、文化や政治経済、科学などの分野をまたいで社会をつなぎ、分断の現在に対して文化・芸術の役割を斬新な視点から語り、共有することを目的としています。

1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。50を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『隈研吾 オノマトペ 建築 接地性』(エクスナレッジ)、『日本の建築』(岩波新書)、『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。

慶應義塾大学経済学部卒、ハーバード経営大学院修了、イェール大学ワールドフェロー。政策分野では、東京大学医療政策人材養成講座および日本医療政策機構を共同設立した後に、内閣官房参事官・内閣府本府参与を経て、アジア・パシフィック・イニシアティブ専務理事を務めた。テクノロジー分野では、Twitter 日本代表、東アジア代表、Twitter 本社副社長を経て、シリコンバレー・ジャパン・プラットフォーム共同議長および世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター代表理事を務めた。社会事業分野では、TABLE FOR TWO、教育支援グローバル基金ビヨンドトゥモローを共同設立。アジア・ソサエティ・ジャパン・センター代表理事兼グローバル評議員。世界経済フォーラムYoung Global Leader、アジア・ソサエティAsia 21 Fellow、稲盛財団イナモリ・フェロー、ボッシュ財団 Weizsacker Fellow 等に選出。現在慶應義塾大学医学部訪問教授も務める。
アーカイブス
第1回 「コミュニケーションの起源としての踊りとは?」

山極壽一 × 森山未來
第2回 「生命と知とは何か:AIと考える新しいヒューマニティー」

池上高志 × スプツニ子!×アンドロイド「オルタ3」
第3回 「デジタルと物質の交差点:新しいマテリアリティーの探求」

筧康明 × 池田晃将
第5回「これからの情報文化戦略と建築―アジア太平洋の視点 」

隈研吾× 近藤正晃ジェームス
IHJ Cultural Lobby「最近どお? Ça va?」
第1回 オトボン・ンカンガ(ビジュアルアーティスト・パフォーマンスアーティスト)

第2回 レアンドロ・エルリッヒ(アーティスト)

第3回フランシス・ケレ(建築家/Kéré Architecture創始者)

モデレーター
YouTubeチャンネル
本企画はI-HouseのYouTubeチャンネルにて配信しています。アンバサダー・イン・タウン他、アイハウスに関するプログラムの動画についてはこちらをご覧ください。